ユニットケアが導入されている施設は、入居者が少人数のグループに分かれて、家庭的な雰囲気の中で自分らしい生活を送ることができる場所です。この仕組みは、入居者一人ひとりの個性やこれまでの習慣を尊重するために作られました。各ユニットには専用の共有スペースと個室が備わっており、入居者の生活の質を高めるための工夫が反映されています。
このケアが積極的に取り入れられているのは、主に特別養護老人ホームです。特別養護老人ホームは、重度の介護が必要な方が長期間にわたって生活の拠点とする場所であり、365日24時間体制でサービスを提供しています。そのため、そこで働く常勤の介護職は、日中の勤務だけでなく夜勤のシフトに入ることが一般的です。

特別養護老人ホームでは、夜勤の時間帯であっても、ユニットケアの理念に基づき入居者が安心して眠り、健やかに目覚められる環境を整える必要があります。スタッフは交代制で勤務を回し、夜間の見守りや緊急時の対応、体位変換、排泄の介助などを行い、入居者の生活を途切れることなく支え続けます。
特別養護老人ホームは公的な役割を担っている施設のため、適切な人員配置を行いながら、安全で安心な暮らしを夜通し維持しなければなりません。日中だけでなく深夜や早朝も含めた切れ目のないサポートを行うことで、入居者がどの時間帯でも尊重された生活を送れるよう配慮されています。このように、24時間稼働し続ける施設運営を支えるために、介護職のシフト制勤務は欠かせない条件なのです。